アラサー女の不妊治療体験談⑪-2回目の採卵-

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こんにちは、Arikoです。

私は約3年間の不妊治療を経て、最終的に顕微授精で第一子を妊娠・出産しました。

現在は子育てに絶賛奮闘中の毎日です。

前回は初めての採卵での凍結結果についてお話しました。

初めての採卵ではふりかけ法で受精障害と判明し、1個も凍結することはできませんでした。

卵巣が腫れているため、1周期お休みし、再び採卵をすることに。

今回は2回目の採卵についてお話します。

  • 本記事に記載している内容は、2024年当時のお話です。不妊治療の制度や医療情報、治療内容などは変更されている場合がありますので、最新の情報をご確認ください。
  • 記事内の治療内容等につきましては、あくまで個人の体験談です。実際に治療を行われる際は、ご自身の担当医や通院先の病院の指示に従ってください。
目次

2回目の採卵に向けて

1周期お休みを経て、D1に受診。ホルモンの数値と卵巣の状況から、採卵周期をスタートできることになりました。

D1のホルモン値

  • LH(黄体化ホルモン):8.56
  • FSH(卵胞刺激ホルモン):7.19
  • E2(エストラジオール/卵胞ホルモン):19

前回は「アンタゴニスト法」で行いましたが、連日注射を打ちに病院へ通うスケジュールが身体的にも精神的にもかなり負担でした。

さらに、卵胞が数多く育たなかったこともあり、先生に「PPOS法」にしたいと希望を伝えました。

先生は快く承諾してくださり、「PPOS法」で卵巣刺激していくことに決まりました。

PPOS法

排卵を抑えるために黄体ホルモンの飲み薬を使う卵巣刺激法です。

採卵の約35 時間前にhCGまたはGnRH アゴニストで卵子を成熟させて、排卵が起きる直前に採卵します。

低温期から黄体ホルモンの薬を飲み続けると、子宮内膜が着床に適さない状態になるため、新鮮胚移植はせず、全胚凍結します。

PPOS法に向いている人

  • 卵巣機能がある程度、 保たれている人
  • 卵巣過剰刺激症候群(OHSS)のリスクが高い人
  • 通院の回数をなるべく減らしたい人

2回目の採卵は以下の方針で決まりました。

  • 卵巣刺激法:PPOS法
  • 受精方法:顕微授精
  • オプション:卵子活性化(カルシウムイオノフォア)

前回のふりかけ法では6個中1個しか受精せず、受精障害が判明。今回は「顕微授精」で受精させることになりました。

また、その際に先生から

顕微授精でも稀に受精しないことがあるので、卵子活性化処理(カルシウムイオノフォア)をしましょう

と提案されました。

卵子活性化処理とは、顕微授精の際に卵子の活性化を補助する方法のことです。

卵子活性化処理には電気刺激やカルシウムイオノフォアを用いた方法などがあります。

カルシウムイオノフォアは、卵細胞質内のカルシウム濃度を上げることにより、卵子の活性化を補助する方法です。

ちなみに、カルシウムイオノフォアは保険適応でした。

採卵周期のスケジュール(PPOS法)

D1

・採血

LH(黄体化ホルモン)8.56
FSH(卵胞刺激ホルモン)7.19
E2(エストラジオール/卵胞ホルモン)19

・卵胞チェック

D3~

・FSH(卵胞刺激ホルモン)製剤「ゴナールエフ」225単位(1日1回/D5まで)

・黄体ホルモン剤(メドロキシプロゲステロン酢酸エステル錠5mg)1日2錠(D14まで)

D6

・採血

LH(黄体化ホルモン)4.35
E2(エストラジオール/卵胞ホルモン)375

・卵胞チェック

・FSH(卵胞刺激ホルモン)製剤「ゴナールエフ」150単位(1日1回/D17まで)

D12

・採血

LH(黄体化ホルモン)0.63
P4(プロゲステロン/黄体ホルモン)0.47
E2(エストラジオール/卵胞ホルモン)2325

・卵胞チェック

D13

・卵胞チェック

D15

・採血

LH(黄体化ホルモン)1.00
P4(プロゲステロン/黄体ホルモン)2.52
E2(エストラジオール/卵胞ホルモン)5409

・卵胞チェック(採卵日決定)

・黄体ホルモン剤(メドロキシプロゲステロン酢酸エステル錠5mg)1日3錠(D17まで)

D17

・(夫)セフカペンピボキシル塩酸塩錠100mg(1日3錠2日分)

D18

・深夜1時:HCG5,000注射(採卵前トリガー)

・カベルゴリン錠0.25mg(1日1錠7日分)

・レトロゾール錠2.5mg(1日1錠5日分)

D19

・13時:採卵

・セフカペンピボキシル塩酸塩錠100mg(1日3錠5日分)

前回の採卵周期では卵胞の育ちがあまり良くなかったので、今回の採卵周期では薬の投与量が調整されました。

具体的にはD3からD5までゴナールエフを225単位投与し、しっかりと卵を刺激。D6からは150単位を投与するスケジュールでした。

その結果、採血の度にE2(エストラジオール/卵胞ホルモン)がしっかりと上昇していき、順調に卵胞が育っていきました。

D12の診察では、先生が採卵日を

D15にするか、もう少しじっくり育てるためにD18にするか

と、慎重にタイミングを悩まれていました。

そのため、「明日も様子を見たいので受診してください」と指示があり、翌日も病院へ。

翌D13に再び卵胞チェックを行い、この時点では「採卵日はD18かD19あたりになりそう」という見通しに。

そして迎えたD15の診察。ホルモンの数値と卵胞チェックを行い、D19に採卵を行うことが決まりました。

D15の診察の際に、先生から

前回の倍近く育ってますよ!だいたい20個くらいありますね

と言われました。

前回の7個から一気に増え、なんと約20個もの卵胞が育ってくれました。

Ariko

薬や注射を頑張った甲斐があった・・・!

ただその反面、これだけの数が育っている影響でお腹がパンパンに張り、前回にはなかった苦しさを感じるようになっていきました。

なお、私には血液系の持病があるため、今回も採卵にあたって「前日入院にするかどうか」の判断がありましたが、前回の経過が特に問題なかったため、今回は前日入院せずに、当日の日帰りでの実施になりました。

今回PPOS法に変えたことで、通院回数自体は前回よりも少なく済み、連日の遠方通院に追われなかった分、体感としてもかなり楽に感じました。

採卵前日

今回も採卵前日の深夜に、卵子を最終成熟させるためのトリガーの注射を打ちに行かなければなりませんでした。

採卵は13時からの予定なので、注射を打つ時間は深夜1時です。

前回は病院近くのホテルに宿泊し、タクシーで病院まで向かい、ホテルまで送ってもらうスケジュールで乗り切りました。

しかし、ホテルに戻った際、エレベーターの中でたまたま乗り合わせた知らない男性(30代くらい)から「今から部屋に行ってもいいですか?」と声を掛けられてしまうトラブルがありました。

刺激しないようにやんわりとお断りしましたが、「後を付けられて、部屋に来られたらどうしよう・・・」と不安でした。

結局その後は何事もなかったので良かったですが、怖い思いをしたので、深夜に女性一人で出歩くのは嫌だなと改めて思いました。

そのことを相談したところ、夫が

夫

一人で行かせるのは心配だし、病院まで送っていくよ!

と言ってくれて、翌日仕事にもかかわらず車で一緒に付き添い、病院まで送迎してくれました。

深夜1時に病院へ到着し、無事にトリガー注射を打つことができました。

夫の優しさに感謝しました。

採卵当日

採卵の際に指定があった持ち物、採卵時の注意事項は前回と同じで、以下のとおりでした。

持ち物

  • 採卵後に身に着けるショーツとナプキン
  • 一泊入院できる準備

注意事項

  • メイク、マニキュア、ジェルネイルはしない
  • 指輪、ネックレス等の装飾品は外す
  • 自分での車の運転は控える(自分で運転してきた場合は一泊入院となる)
朝
自宅で採精・持参

当日の朝、自宅で専用の採精容器に精液を採取し、病院へ持参します(なるべく2時間以内)。

精子は温度変化に弱いため、持ち運ぶ際は温度管理に注意が必要です。持ち運びに便利なのが専用の保温器。

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Ariko

これがあるだけで持ち運ぶ時にも安心できて、気持ちが楽でした!
私が通院していた病院では貸してくれましたが、病院によっては特に貸し出しなどがない場合もあるので、用意しておくのがおすすめです。

10時
入院

大学病院のため、採卵は日帰り入院の扱いになります。10時に入院手続きを済ませました。

今回、大部屋が空いていなかったので、個室に案内してもらえることに。

のびのびできて快適でした。

午前中
血圧測定・問診

当日は絶飲食でした。午前中に血圧測定と問診を行いました。

午前中
点滴を開始

点滴は採卵後まで続けます。

13:00
採卵

採卵前にトイレを済ませるよう指示されるので、トイレを済ませます。

看護師さんに採卵後に身に着けるショーツとナプキン(指定された持ち物)を渡して、採卵室へ移動しました。

①膣や子宮の入口を消毒

まずは膣や子宮の入口を消毒します。

②静脈麻酔を投与

その後、静脈麻酔が投与されました。だんだんと頭がボーっとしていく感覚がありました。

③採卵

前回は麻酔が足りず針を刺す痛みを感じてしまいましたが、今回は麻酔を多めに調整してくれたのか、痛みはほぼ感じずに終わりました

採卵後
病室で安静にして過ごす

採卵が終わったら、ストレッチャーで病室に戻って安静にして過ごしました。

麻酔の気持ち悪さはありましたが、それ以外は特に問題なかったので、当日退院することができました。

夫が迎えに来るまで病室にいさせてもらいました。

再び麻酔の影響で・・・

無事に採卵処置自体は終了しましたが、前回同様に採卵が終わった後に猛烈な気持ち悪さ(悪心)に襲われてしまいました。

その後、持病に関する必要な処置を受け、幸いにも他には異常はなかったため無事に帰宅許可が出ました。

21時頃に夫が迎えに来てくれたものの、まだ気持ち悪さが続いており、自力で歩くことができず、今回も車椅子に乗せられて車まで移動する状態でした。

この激しい気持ち悪さは、帰宅して深夜24時頃まで続きました。

採卵個数

今回の採卵の結果は以下のとおりでした。

  • 採卵数:15個
    • 成熟卵:14個
    • 変性卵:1個

成熟卵:極体という小さな細胞が確認でき、受精能力を持つ卵子。

変性卵:細胞が黒くなったり収縮してしまっている状態の卵子。

先生からは20個くらい育っていると言われていましたが、採卵できたのは15個でした。

Ariko

少し減っちゃった・・・。

夫の精子の結果は問題なかったですが、予め決めていたとおり、全ての成熟卵に対して顕微授精と卵子活性化(カルシウムイオノフォア)を行います。

受精結果は、翌日に電話で報告してもらうことになりました。

今回こそ無事に受精・分割を進めてくれることを祈りながら、電話を待ちます。

採卵後の経過

今回は採卵個数が15個で前回よりも多かったため、採卵翌日は体を動かしたり、笑ったり、会話をしたりするだけで下腹部が痛む感覚がありました。

翌々日からは痛みが和らぎ、普段通りの生活に戻ることができました。

心配していた卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の症状などのトラブルは特に起こりませんでした。

卵巣過剰刺激症候群(OHSS):排卵誘発剤によって起きる副作用。卵巣の腫れ、腹水、血液濃縮、血栓リスクの上昇などが発生する。重症化した場合は入院が必要になる。

採卵の際に、先生からは「だいたい2週間後くらいに次の生理が来ると思いますよ」と言われていましたが、私の場合は先生の予想よりも少し早く採卵からちょうど8日後に生理がやってきました。

Ariko

2回目の採卵も、麻酔による気持ち悪さがひどくて大変でした。
本当にこれで最後にしたい・・・。

今回は無事に凍結することができるのでしょうか?

つづきます。

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この記事を書いた人

30代の専業主婦。夫と子供の3人暮らし。INFJ。
・20代後半から婚活を始め、28歳で結婚相談所に入会。1年後の29歳で結婚。
・30歳から約3年間の不妊治療を経て、顕微授精で第一子を妊娠・出産。
・趣味は旅行。旅行以外の趣味も探し中。

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