こんにちは、Arikoです。
実は、私、今年は本厄の年にあたります。(しかも大厄です…!)
ということで、地元の神社で「厄除祈祷」をしていただきました。
恥ずかしながら、ちゃんと厄除祈祷をしたのは初めてです。
今回は、厄除祈祷の流れや服装について、神主さんから聞いたことなどお話したいと思います。
厄年、厄払い・厄除けとは?
![](https://ariko-blog.com/wp-content/uploads/2024/02/女性の厄年.jpg)
まずは厄年、厄払い・厄除けについてお話します。
厄年
厄年とは、災難や障りが身に降りかかるおそれが多いので、何事においても気を付けなければならないとする年齢のことです。
古代中国の陰陽道を由来とする考えで、日本でも古来より忌み謹んできました。
厄年は数え年で計算し、
男性:25歳・42歳・61歳
女性:19歳・33歳・37歳・61歳
が一般的です。特に男性の42歳、女性の33歳は「大厄」とされています。
また、上記の年齢を本厄と言い、前の年を前厄、翌年を後厄と呼びます。
厄払い・厄除け
厄払い、厄除けとは、厄年を迎えたら、災厄が身に降りかからないよう祈願祈祷を受けることを言います。
厄払い・厄除け
・神社・・・厄払い
・お寺・・・厄除け
・時期・・・厄年になった年のお正月から節分(2月3日)までの間に参拝して受けるのがよい
※厄払いと厄除けは、特に区別のない寺社もある(実際、私も神社で行いましたが、神社の祈祷の名目としては「厄除祈祷」でした)
どちらで行っても構いませんので、菩提寺や自分の好きな神社などで祈祷してもらいましょう。
また、時期についても厳格な期限ではないので、過ぎても可能です。
厄除祈祷の流れ
2月初めの平日、午前10時開始で祈祷を申し込みました。
私は実家がある地元の神社で行ってもらいました。
祈祷の時間自体は約15~20分、受付や待機の時間を含めても約30~35分でした。
1.受付
ご祈祷が始まる15分前に受付を行いました。
事前にホームページで氏名、住所などを記入して申し込んでいたので、当日は内容の確認と初穂料のお渡しのみでスムーズに受付ができました。
2.お清め
![](https://ariko-blog.com/wp-content/uploads/2024/02/神社の手水場.jpg)
受付が終わったら、境内にある手水舎で手を清めます。
手水舎での作法
- 右手で柄杓を持って左手を清める
- 左手で柄杓を持って右手を清める
- 右手で柄杓を持って、左手に水を受けて、口を清める(衛生面が気になる場合は口を漱ぐ真似でOK)
- 左手を再度清める
- 杓を立て持ち手部分を清める
3.待合室で待機
お清めが終わったら、神社の待合室で時間になるまで待機します。
私は平日の午前中に行ってもらいましたが、幸いなことに私1人だけでした。
時間になると神社のスタッフに呼ばれるので、指示に従い、社殿に上がります。
4.修祓(しゅばつ)
社殿に入ると、まずはお祓いの儀式・修祓が行われます。
修祓は、神主が祓詞(はらえことば)を読み上げ、大麻(おおぬさ)で参拝者のお祓いをします。
受ける側は、頭を下げたままお祓いを受けます。
5.祝詞奏上(のりとそうじょう)
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お祓いの後は、神様と参拝者の間を執りもつ祝詞が読み上げられます。
参拝者のお願いごと、住所氏名を神様に申し上げるものです。
祝詞を奏上する間は、参拝者は頭を下げます。
6.鈴祓い
祝詞奏上の後、お鈴でお祓いが行われます。
受ける側は、頭を下げたままお祓いを受けます。
7.玉串拝礼
![](https://ariko-blog.com/wp-content/uploads/2024/02/玉串.png)
祈祷の最後に、玉串を神様にお供えして拝礼をします。
玉串とは、榊の枝に紙垂(しで)をつけたもので、根元を神様の方向に向けお供えします。
拝礼は「二礼 二拍手 一礼」です。
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神主さんなどが教えてくださるので、心配しなくても大丈夫です!
8.神主さんからのお話
祈祷が滞りなく終わった後は、神主さんからのお話がありました。
今回は厄除祈祷なので、厄年に関するお話をしてくださいました。
9.撤下品授与
神主さんからのお話が終わると、撤下品が授与されました。
お札、お守り、手ぬぐい(開運干支手拭)が入っていました。
厄除祈祷の費用は?
![](https://ariko-blog.com/wp-content/uploads/2024/02/初穂料.jpg)
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ご祈祷のお礼として神社へ祈祷料を渡しますが、これを「初穂料(はつほりょう)」と言います。
初穂料
初穂とは、神仏への捧げ物となる稲や穀物などの農作物のことで、その年初めて収穫された稲穂(初穂)をお供えしていたことが由来です。
初穂料の相場は、地域や神社にもよりますが、5,000円から10,000円とのことです。
ちなみに、私が祈祷を行った神社では、最低6,000円から、8,000円、10,000円、15,000円、20,000円、30,000円、これ以上はお気持ち、という感じでした。
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私は、6,000円を納めました
祈祷を受ける時の服装は?
指定の服装はありませんでしたが、「神前のため礼を失しない服装で」という案内がありました。
カジュアルすぎる服装、裸足はNGでした。
どんな服装がいい?
・男性:スーツ、シャツにスラックス
・女性:ワンピースやオフィスカジュアルなど
が無難かなと思います。
派手な色合いは避け、女性の場合、スカートやワンピースの丈は短すぎないものにしましょう。
ちなみに私は、以下の写真のような服装で行きました。
![](https://ariko-blog.com/wp-content/uploads/2024/02/厄除け服装-768x1024.jpeg)
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厄年は悪いことじゃない!お祝いだった!?
![](https://ariko-blog.com/wp-content/uploads/2024/02/厄とさよなら.jpg)
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せっかくなので、神主さんから聞いたお話を皆さんにも共有したいと思います。
厄年と聞くと、皆さんはどんなイメージを持たれますか?
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「良くないことが起こる」「悪いことが起こる」というイメージ・・・
あまり良くないイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。
でも、実は厄年って悪いことではなく、お祝いだったそうです。
厄年はお祝い!?どういうこと?
昔の日本では・・・
・寿命が今よりも短い。当然、成人するのも早い。
・男性だとだいたい15~17歳で元服、女性だと12~16歳に裳着(もぎ)を行い、一人前の大人になる。
・成人すれば、次は結婚と出産。
・結婚年齢も出産年齢も今では考えられないくらい早い。
・子育てをして、その子が成人する時には30代。
・昔は、30代で人生が一段落。
成長していく中での人生の節目の年、本来、厄年は「ハレ」として捉えられていたそうです。
そして、男性の42歳が初老とされるように、「ここまで生きることができたね」というお祝いの年。
地域によっては、厄年にお祝いをする風習が残っているところもあるそうです。
現代の日本は・・・
寿命もライフスタイルも変わりました。
身体的・精神的・社会的に変化が起きやすい年齢でもあることから、いつしかお祝いとしての意識は薄れ、忌み慎む意識だけが残っていったそうです。
厄年には慎ましく生きることが大事だけれど、本来はお祝いだったって思えば、気にしすぎたり、必要以上に心配することもないのかもしれませんね。
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お話を聞いて、厄年のイメージが変わりました
まとめ
今回、厄除祈祷に行ったお話をしましたが、厄年に科学的根拠はありません。
なので、祈祷に行くもよし、行かないもよし、です。
厳かな雰囲気や神主さんのお話が聞けたりと、私は行って良かったなと思っています。
でも、どっちにせよ謙虚に、気に病みすぎずに過ごすことが大事だなと思います。
「笑門来福」―笑う門には福来たる
笑って過ごす1年にしたいと思います!