こんにちは、Arikoです。
健康意識への高まりから、身体や地球に優しいフライパンである「グリーンパン」に興味を持っている方、購入を検討している方も多いと思います。
しかし、口コミを調べると「くっつく」「焦げ付く」などのワードも。
本当にくっついたり、焦げ付いたりしないか心配・・・。
せっかく購入したのに、すぐくっつくようになったり、焦げ付くようになったら嫌ですよね。
また、他のフライパンに比べるとお値段もそれなりにするので、購入するなら長持ちさせたいところです。
グリーンパンの購入を考えているけど、すぐにくっついたり、焦げ付いたりしない?長持ちのコツは?
グリーンパンを実際に使っている人の感想を知りたい
こんな疑問を持っている方もいらっしゃると思います。
そこで今回はグリーンパンを実際に使った感想、現在の状態、長持ちのコツなどをお話します。
ちなみに、私はグリーンパン(メイフラワー)を約2年使っています。
グリーンパンが気になっている方、購入を考えている方はぜひ最後まで読んでくださいね。
グリーンパンとは
グリーンパンは有害な化学物質(PFAS)を一切使用しない、セラミック・ノンスティックコーティングのフライパンです。
一般的なフライパンはフッ素樹脂コーティングをしていることが多く、加熱中に有毒ガスを放出する危険性があると指摘されています。
グリーンパンは特許を取得しているセラミックコーティングを使用しており、安心安全です。
2007年にベルギーで誕生し、現在も世界各国で愛されています。
グリーンパンの特徴-4つのポイント-
- 1.有害物質不使用
-
PFAS等の人体に有害な化学物質を一切使用しない、安心安全な特許取得のセラミック・ノンスティックコーティングです。
- 2.調理効率がUP!
-
熱伝導・熱効率の良いセラミックコーティングのため、食材に熱がよく伝わります。
- 3.お手入れが簡単!
-
外側にもセラミックコーティングを塗布してあるため、汚れが落ちやすく、お手入れも簡単です。
- 4.熱変形に強くIH対応!
-
従来品より熱変形に強く、熱伝導性に優れています。IH はもちろん、ガス火や様々な熱源に対応します。
グリーンパンのラインナップ
ウッドビー | メイフラワー | ヴェニスプロ | パドヴァ | スマートシェイプ | ストゥディオ | クリックシェフ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
サイズ | 20~28㎝ | 20~28㎝ | 20~28㎝ | 20㎝、26㎝ | 20~28㎝ | 20~28㎝ | 20㎝、26㎝ |
重量 | 590~1040g | 530~1030g | 560~970g | 700g、900g | 600~1010g | 522~913g | 455g、760g |
素材 | 本体:アルミニウム合金 ハンドル:フェノール樹脂 表面加工:セラミックコーティング | 本体:アルミニウム合金 ハンドル:アッシュウッド(ホワイト) 表面加工:セラミックコーティング | 本体:アルミ ハンドル:ステンレス鋼 表面加工:セラミックコーティング | 本体:アルミ ハンドル:ステンレス鋼 表面加工:セラミックコーティング | 本体:アルミニウム合金 ハンドル:フェノール樹脂 表面加工:セラミックコーティング | 本体:アルミニウム合金 ハンドル:ステンレス鋼 表面加工:セラミックコーティング | 本体:アルミニウム合金 リムーバブルハンドル:フェノール樹脂・ステンレス鋼・シリコーンゴム プロテクトシート:フェルト |
仕様 | ガス、IH(>100VIH、200VIH対応) | ガス、IH(100VIH、200VIH対応) | ガス、IH(100VIH、200VIH対応) | ガス、IH(100VIH、200VIH対応) | ガス、IH(100VIH、200VIH対応) | ガス、IH(100VIH、200VIH対応) | ガス、IH(200VIH対応) |
オーブン | × | × | 〇 | 〇 (200℃まで) | 〇 (180℃まで) | 〇 | 〇 (フライパン鍋本体のみ) |
食器洗浄乾燥機 | × | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 (フライパン鍋本体のみ) |
グリーンパンの口コミ-くっつく・焦げ付くのは本当?
ネットやSNSでグリーンパンの口コミを調べると、「くっつく」「焦げ付く」というワードを見かけることも。
そこで、高評価、低評価それぞれの口コミをまとめてみました。
高評価の口コミ
高評価の口コミには以下のような声が多かったです!
- デザインが可愛い・おしゃれ
- フッ素を使用していないので、安心安全
- くっつかずに使える・こびりつかない
- 少量の油でも使える
- 汚れがするする落ちて、洗うのが楽
低評価の口コミ
低評価の口コミには以下のような声が多かったです。
- 購入して数ヶ月でくっつくようになった
- 使用上の注意を守っているのに、くっつく・焦げ付く
- 値段が高い割には長持ちしない
- 火加減が難しい
- 重い
グリーンパン(メイフラワー)を2年使った感想
私はメイフラワー ウォックパン(深型フライパン)28㎝を購入し、約2年間使用しています。
ここからはグリーンパンを2年使った感想をお伝えします。
デザインがおしゃれ
グリーンパンはデザインがおしゃれなので、テレビドラマなどで使用されることも。
・TBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(2016年)
登場したグリーンパン:ウッドビー・シリーズ
・TBSドラマ「グランメゾン東京」(2019年)
登場したグリーンパン:ヴェニスプロシリーズ、ウッドビー・シリーズ
・TBSドラマ「着飾る恋には理由があって」(2021年)
登場したグリーンパン:メイフラワーシリーズ
私が使用しているメイフラワーもハンドル部分が木製、色もくすみのあるグリーンでおしゃれなデザインです。
引用:https://greenpan.store/ グリーンパン公式オンラインストア
おしゃれな調理器具を使うと、毎日の料理も気分が上がりますよね!
深さがあるので、いろんな料理が作れる
メイフラワーはグリーンパンのシリーズのなかで、一番深さがあるフライパンです。
そのため、炒め物だけでなく、煮物などの汁気のある料理も作ることができます。
私もカレーや煮込みハンバーグなど、汁気の多い料理もグリーンパンで作っています。
また、一気にたくさんの量を作ることもできるので、作り置きを作る時にも重宝しています。
ハンドル部分が木製で持ちやすい
メイフラワーのハンドル部分にはアッシュウッド(ホワイト)が使用されています。
木には熱伝導率が低いという特質があるため、メイフラワーのハンドル部分も熱くなりにくく、持ちやすいです。
作りも丈夫で、安定して持つことができます。
また、使えば使うほど、風合いが豊かになる天然木ならではの変化を楽しむこともできます。
片手で持つには重い
私が使っているメイフラワー ウォックパン(深型フライパン)28㎝は、重さが1030gもあります。
一般的なフライパンの重さ(26㎝)は約800gと言われています。
そのため、他のフライパンに比べると「重い」と感じるかもしれません。
特に女性の場合、片手で持ち上げたりするのが大変なことも。
お皿に盛り付ける時や洗う時に、重くて大変だなと感じます。
2年後の状態は?-見た目・使いやすさ
グリーンパンを2年も使い続けてきましたが、果たして現在の状態はどんな感じなのでしょうか。
ということで、いざお披露目!
もう使い始めのような、おしゃれな感じはなくなっております(泣)
外側だけでなく、内側も汚れがついたままになってしまいました。(ハンドル部分は綺麗なままです。)
そして、肝心の使いやすさですが・・・くっつきます。
購入した当初はつるつるしていて、くっつかなくて使いやすかったです。
つるつる具合に感動していました!
しかし、4ヶ月ほど経つとくっつきが気になり始め、半年~1年経ったら完全にくっつくようになってしまいました。
チキンライスを作った後
結構こびりついてしまっています。
- 卵料理
- チャーハン
- 餃子
- ハンバーグなどの肉料理
グリーンパンを長持ちさせるには使い方が大事!
通常、一般的なセラミックコーティングのフライパンの寿命は約1~2年と言われています。
公式サイトにも以下のように記載されています。
引用元:https://greenpan.store/pages/greenpan グリーンパン公式オンラインストア よくある質問
- どれくらい使えますか?
耐用年数につきましては使用頻度や使用環境、調理する食材等によって左右されますため一概には申し上げられませんが、目安としては2~3年程度です。
ただ、フッ素樹脂加工の製品のようにコーティングが剥がれることはないのでノンスティック加工(こびりつき加工防止)が落ちはじめ、こびりつきが気になるようになりましたら、油を多めにお使いいただいたり、汁気の多い料理に使用するなどして2~3年以上ご愛用されている方も中にはいらっしゃいます。
グリーンパンの場合も2~3年が寿命といったところでしょうか。
ですが、3ヶ月でダメになってしまう方もいれば、2年経っても綺麗な状態のまま使っている方もいますし、何と10年も使い続けている方も!
なぜこんなにも差が出るのか・・・使い方の問題が大きいと感じます。
グリーンパンの使い方のコツ
公式サイトにも使い方のコツが載っていますが、グリーンパンのようなセラミックコーティングは扱いに気を付ける必要があります。
- しっかりと予熱する
- 少量の油を使用する(スモークポイントの高い油がおすすめ!)
- 弱火~中火で調理する
- 火が通る前に食材を動かさない(調理器具にも注意!)
- 調理直後に急激に冷やさない
- 中性洗剤を使用して洗う
調理をする際は弱中火で30秒~1分間程度しっかり予熱してから使用することで、高い熱伝導を実現できます。
調理する際には、必ず少量の油かバターを使用するようにします。
フライパンを1分程度しっかりと予熱したうえで油を投入し、投入後はすぐに食材を入れ調理を始めます。
フライパンが冷たいうちに油を入れてしまうと、予熱によって油が高温になりすぎてしまいます。
使用する油はスモークポイント(油の発煙する温度)が高い油がおすすめです。
スモークポイントが高い油(おすすめ) | スモークポイントが低い油 |
---|---|
・こめ油 ・ごま油(精製) ・バージンオリーブオイル ・その他精製された油等 | ・ココナッツオイル ・エクストラバージンオリーブオイル ・その他無精製の油等 |
熱伝導が良いグリーンパンは、火が強すぎると焦げ付くことがあります。
コーティングを傷める原因にもなるため、弱火~中火での調理が推奨されています。
片面にしっかりと火が通るまで動かさないようにすると、こびりつきにくくなります。
また、コーティングを長持ちさせるために、樹脂製、シリコーン製、木製の調理器具がおすすめです。
私も使っているおすすめのシリコーン調理スプーン
調理直後の熱い状態のフライパンを水につけると、コーティングが損傷し、こびりつきの原因となります。
調理後は10分程度冷まし、粗熱が落ち着いてから洗浄します。
水/お湯だけの洗浄は避け、中性洗剤を使用して、柔らかいスポンジでしっかりと洗浄します。
【失敗談】くっつくようになったNG行動
使用していたグリーンパンがなぜくっつくようになってしまったのか・・・使い方の問題にいくつか心当たりがあるので、お伝えしたいと思います。
皆さんは私のような使い方はしないでください!!
プロパンガスで火加減がコントロールできていなかったかも
グリーンパンを使用する時に、最も気を付ける必要があるのが火加減です。
もちろん、私も調理する時は説明書に従って弱火~中火にしていました。
ですが、いくら気を付けていても4ヶ月~半年程でくっつくように。
その原因として考えられるのが、プロパンガスを使っていたということ。
IHとガスの比較(火力)
IH | ガス |
---|---|
・熱効率:約80〜90% ・一定の温度で安定して加熱できる。 ・火力の調整が簡単。 | ・熱効率:約40~55% ・鍋底だけでなく、全体を加熱できる。 ・火の強さが目視できる。 |
都市ガス・プロパンガスの比較(火力)
都市ガス | プロパンガス |
---|---|
・プロパンガスよりも火力が低い。 ・商業施設や工場など、様々な場所で使われている。 | ・都市ガスに比べて火力が2倍ほど強い。 ・金属の溶接をする工場、火葬施設、中華料理店や天ぷら専門店など、強い火力を必要とする場所で使われている。 |
例え弱火~中火で調理していたとしても、火力が強く、調整が難しいプロパンガスでは、焦げ付きが発生してしまう確率が高まりそうです。
実際に、火加減に関する口コミも。
- ガス火だと温度コントロールが難しい
- ガス火で使用したら、1年も経たずにダメになった
- 一度でも強火にかけてしまうと、こびりついてしまう
ガスを使用している人は、火加減にはかなり注意する必要がありそうです。
スモークポイントの低い油を使っていた
油はエクストラバージンオリーブオイルを使っています。
エクストラバージンオリーブなどのスモークポイント(油の発煙する温度)が低い油は、推奨されていません。
おすすめされていないだけなので、使うことはできますが、火加減に気を付ける必要があります。
ただし、先ほども述べた通り我が家ではプロパンガスを使っているので、油の種類+火加減でくっつくようになってしまったと思います。
調理後のお手入れ(急冷&汚れを落としきれていなかった)
我が家ではフライパンはグリーンパンのみ。
作り置きを作る時など、これ一本で4品ほど作ることも多いです。
実はうっかりして、3~4回ほど急冷してしまったことも。
グリーンパンに限った話ではありませんが、調理直後にフライパンを急冷するとコーティングが損傷してしまいます。
また、次の調理に使うために、軽く洗って軽く拭くということも繰り返していました。
そのため、しっかりと汚れが落としきれていなかった可能性も。
こうした調理後のお手入れに関しても、くっつくようになった原因の一つだと思います。
くっつくようになったら?グリーンパンを復活させる方法
くっつくようになってしまったら、やはり買い替えたいところではありますが、グリーンパンは通常のフライパンよりもお値段がお高め。
すぐに捨てるのも、もったいないですよね。
私もくっつくようになった時に買い替えたかったですが、もったいなくて、なかなかできませんでした。
そこで、もしグリーンパンがくっつくようになってしまったらどうすればいいのか、復活させる方法はあるのか、対策等をお話します。
グリーンパンを復活させる方法
- メラミンスポンジで洗う
- 油やバターを多めに入れる
①メラミンスポンジで洗う
公式サイトにはこびりつきが気になり始めたら、メラミンスポンジでのお手入れを推奨しています。
- 一度洗浄したフライパンを、よく水を含ませたメラミンスポンジで円を描くようなモーションで軽めの力加減で丁寧に洗う。
- 柔らかいスポンジと台所洗剤(中性洗剤)で洗って、よくすすぎ、すぐにクロスで水気を拭く。
実際、こんな口コミも。
- 汚れが軽いうちに、メラミンスポンジで洗うと油の焦げ付きを落とすことができた
- こびりつき防止の効果が回復した
- メラミンスポンジで洗うと綺麗になり、一時的に焦げ付きも軽減した
②油やバターを多めに入れる
くっつくようになってしまったら、調理をする際に油やバターを多めに入れることで、くっつきにくくすることができます。
私もくっつきやすそうな食材の時などは、油やバターの量を調節しています。
バターを多めに入れて作ってみました
フライパンの端っこなど多少くっつきはありますが、油やバターが少なめの時よりもくっつかないです。(食材にもよります。)
ただし、油・バターを少なくしたい人にはおすすめできない方法です。
番外:フライパン用ホイルを使う
復活させる方法ではありませんが、フライパン用ホイルを使用するという手もあります。
フライパン用ホイルを使えば、油を多く使う必要はありませんし、何より食材がくっつかないので調理中のストレスが減ります。
ですが、気になるのは危険性。
せっかく安心安全なグリーンパンを使っているのに、フライパン用ホイルを使ったら本末転倒じゃない?
ということで、危険性について調べてみました。
フライパン用ホイルの危険性は?
加熱しても、料理中に溶け出したり、有害な物質に変化することはないようです。
それでも心配という場合は使用上の注意をよく読み、中火以下で使用してください。
フライパン用ホイルの耐熱温度は約300℃とのこと。そのため、長時間強火にしたりしない限りは大丈夫だと思います。
また、フライパン用ホイルの上に食材をのせていれば、空焼きの状態にはならないようです。
危険性はないようですが、どうしても心配という人は使わない方がいいかもしれません。
あくまで代替手段ですので、ご参考までに。
まとめ
今回はグリーンパンを使用した感想、状態、長持ちのコツなどについてお話しました。
- グリーンパンの口コミには「くっつかずに使える・こびりつかない」という声がある一方、「くっつく・焦げ付く」という声もある。
- グリーンパンの寿命は(使い方によるが)約2~3年。
- グリーンパンを長持ちさせるには使い方が大事。(特に火加減)
- くっつくようになったら:①メラミンスポンジで洗う、②油を多めに入れる
使い方を気を付ければ、長く使うことができそうだね!
グリーンパンは安心安全なフライパン。
できれば長持ちさせて、使いたいよね!
グリーンパンは、正しく使えば長持ちさせることができます。「使い方は正しく守れる!」という皆さんは、ぜひグリーンパンはを考えてみてはいかがでしょうか。