妖怪たちの世界に没入できる「動き出す妖怪展 NAGOYA」に行ってきました!-レビュー・感想について-

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こんにちは、Arikoです。

先日、名古屋で開催中の「動き出す妖怪展 NAGOYA」に行ってきました!

映像や立体造形でイマーシブな体験ができ、妖怪たちの世界に入り込める展覧会です。

今回は「動き出す妖怪展 NAGOYA」のレビュー、感想などお話します。

目次

「動き出す妖怪展」とは

国内で約23万人を動員し、人気を博している「動き出す浮世絵展」。その第2弾として開催されるのが、今回の「動き出す妖怪展」です。

「動き出す妖怪展」は、江戸・明治時代など様々な絵師によって描かれた「百鬼夜行絵巻」「百物語」「鬼」「天狗」「河童」「付喪神」など日本が誇る妖怪美術に最先端の映像技術と立体造形で没入できる世界初のイマーシブ体感型デジタルアートミュージアムです。
古代日本の神話や伝承など豊かな想像力から生まれ、時代を超えて世界の人々に愛される日本の妖怪たち。妖怪画・戯画に描かれたそのユーモラスな姿を、3DCGやプロジェクションマッピング、ホログラフィックスクリーンといった最先端のデジタル技術を駆使してダイナミックに躍動させるとともに、立体造形によりリアルな妖怪の世界を再現。
さらに、日本初の古書博物館・西尾市岩瀬文庫や小豆島の妖怪美術館の協力のもと妖怪文化や妖怪画・戯画・妖怪美術の解説に加え、現代のポップカルチャーにつながる妖怪の文化や歴史を紐解きます。

引用元:https://www.yokaiimmersive.com/ 動き出す妖怪展 NAGOYA公式サイト About概要

「動き出す妖怪展」の見どころ

  • 映像で没入:イマーシブな立体映像空間で妖怪の世界に没入
  • 造形で没入:迫力の立体造形で“リアルな妖怪”と出会う
  • 学んで没入:貴重な妖怪画・戯画・妖怪美術の展示解説で文化を学ぶ
  • 誰でも没入:大人から子ども、シニア、外国人も楽しめるアート体験

「動き出す妖怪展 NAGOYA」は、金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館)の4階・5階で、2025年9月23日(火)まで開催されています。

WEBチケット

チケット情報(当日券)

大人2,200円
学生(高・大・専門)1,500円
子ども(4歳以上中学生以下)700円
シニア(65歳以上)1,900円

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「動き出す妖怪展 NAGOYA」をレビュー

「動き出す妖怪展 NAGOYA」は、9つの立体映像空間や造作空間を楽しむことができます。

ここからは「動き出す妖怪展 NAGOYA」を、見どころを交えながらレビューします。

会場内の全ての映像空間や本物の妖怪画を含む全ての展示解説で、写真・動画撮影が可能です。ただし、三脚/自撮り棒、フラッシュ撮影はNGです。

立体映像空間で妖怪の世界に没入できる!

この展覧会の最大の見どころが、立体映像空間で没入体験できることです。3DCGやプロジェクションマッピング、ホログラフィックスクリーンを駆使し、妖怪たちがダイナミックに動き出す立体的な映像空間を体感することができます。

「妖怪の里」「妖怪大乱舞」では、四方の壁に数多の妖怪画が映し出されます。

妖怪の里
妖怪大乱舞

床や天井にも映像が映し出されるので、本当にそこにいるかのような空間が広がります。

妖怪たちが行進する「妖怪百鬼夜行」も。

妖怪百鬼夜行

妖怪絵巻の一部となって、異世界に迷い込む没入体験を楽しむことができます。

「動き出す妖怪展」のとおり、たくさんの妖怪たちが動く姿を見ることができます。知っている妖怪や好きな妖怪も見つかるかもしれません。

Ariko

妖怪と言えば「怖い」イメージがあるかもしれませんが、妖怪画に描かれた妖怪たちって、どことなくユーモアがあったり、可愛らしいものもいたりするんですよね。

映像展示室では椅子やくつろげるスペースもあるので、座って鑑賞することができます。ゆったりしながら、妖怪たちの映像を楽しむことができますよ。

まるでお化け屋敷!迫力の立体造形で「リアルな妖怪」に没入

映像だけでなく、立体造形によってリアルに再現された妖怪たちも見どころの一つです。

妖怪造作とプロジェクションマッピングがコラボレーションした空間「妖怪裏小路」。鬼や天狗、河童、付喪神などの妖怪たちの立体造形が展示されています。

細部まで作り込まれているので、妖怪たちの表情や質感を間近で見ることができます。立体造形ならではの楽しみ方です。

プロジェクションマッピングでの演出も。

こんなところにも、妖怪たちが!

天井にも!
会場のどこにいるか探してみてくださいね
Ariko

まるでお化け屋敷にいるかのような空間で、面白かったです!

妖怪美術の展示解説も!学びながら妖怪画に没入できる

映像や立体展示だけでなく、妖怪画・戯画・妖怪美術などの展示解説もあります。

歌川国芳の「源頼光公館土蜘作妖怪圖」や歌川国貞の「古猫の怪」など、江戸時代や明治時代に刷られた本物の浮世絵・妖怪画などの展示もあります。

他にも、江戸・明治時代に描かれた「百鬼夜行之図」や「百物語」なども。

畏怖の対象からキャラクター性が加えられ、社会風刺としても描かれた妖怪。妖怪たちがどのように絵に描かれてきたのか、様々な作品を通して見ることができます。

さらには、「愛知県の妖怪たち」というコーナーも。

土地や地域の歴史が妖怪たちの形成に繋がっていくのが、興味深かったです。名古屋の展示ならではのコーナーでした。

世代や国籍を問わず、誰でも没入できる展示がたくさん!

「動き出す妖怪展」では妖怪と遊べるインタラクティブなデジタルアート体験や、子どもが夢中になる遊びコンテンツなどもあるので、親子で楽しむこともできます。

「妖怪ちゃぶ台」:妖怪たちに手をかざして遊ぶことができます。

会場の外にも、子供たちが遊べる「妖怪縁日」のコーナーやハンドメイド体験などもありました。

「妖怪藤回廊」:魔を退ける「藤」の花の空間が広がっています。ここでは藤の香りの演出もありますよ。

ノンバーバル(非言語)で直感的に体感できるコンテンツがたくさんあるので、子供だけでなく、シニアや外国人も楽しむことができます。

こんなイベントも!
妖怪グリーディング

会期中の土・日とお盆期間は、「天狗」「鬼」「河童」「栄螺鬼(さざえ鬼)」「座敷わらし」など、ポップでユーモラスな日本古来の妖怪たちが会場を巡回します。

実施期間:会期中の土・日曜日および8月11日(月・祝)~8月15日(金) 9:30~20:00

内容:各日1~2体の妖怪が「動き出す妖怪展」の館内を練り歩きます。

登場する妖怪:天狗・鬼・河童・栄螺鬼(さざえ鬼)・座敷わらしなどを予定

怖さマシマシグリーティング

会期中の毎週土曜日16:00からは、妖怪の数がさらに増え、少し怖い妖怪も登場する「怖さマシマシ妖怪グリーティング」を実施。

実施期間:会期中の毎週土曜日 16:00~20:00

内容:追加で1~2体の妖怪が「動き出す妖怪展」の館内を練り歩きます。(※館内には妖怪グリーティングと合わせて3~4体の妖怪が練り歩きます。)

登場する妖怪:黒坊主、雪女、あみきり、閻魔大王などを予定

WEBチケット

チケット情報(当日券)

大人2,200円
学生(高・大・専門)1,500円
子ども(4歳以上中学生以下)700円
シニア(65歳以上)1,900円

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「動き出す妖怪展 NAGOYA」の感想

実際に「動き出す妖怪展 NAGOYA」に行った感想をまとめます。

映像や立体造形の展示が多いので、アトラクション感覚で楽しめる

「動き出す妖怪展 NAGOYA」は、映像や立体造形の展示が多いです。イマーシブ体感型デジタルアートミュージアムだけあって、アトラクション感覚で楽しむことができます。

アトラクション感覚で楽しめるので、小さな子供、妖怪に詳しくない人、普段は美術館や博物館に行かない人でも満足することができる展示だと思います。

映像も綺麗ですし、知識の有無に関係なく直感的に楽しめるコンテンツが多いです。特に、「妖怪裏小路」という展示エリアはお化け屋敷みたいな雰囲気でした。

没入感を感じるかどうかは人それぞれだと思いますが、3DCGやプロジェクションマッピングなど様々な演出があるので、飽きずに鑑賞することができると思います。

一方、解説展示もありますが、全体の割合としては少なめ。学術的な展示を求めている人や美術館・博物館のような展示をイメージしている人にとっては、物足りないと感じるかもしれません。

ユーモラスな妖怪が多いので、「怖い」とは感じない

妖怪と言えば、「怖い」というイメージを抱く人もいるかもしれません。「この展示も怖いかな?」と心配になっている人、怖さを求めている人、それぞれいるかと思います。

「動き出す妖怪展 NAGOYA」の展示は、絵巻や浮世絵で描かれた妖怪たちが登場するので、怖いというよりも、ユーモラスな感じです。

会場では鬼や天狗、河童、付喪神など、300を超える妖怪たちを見ることができます。一部リアルな妖怪や迫力ある演出もありますが、怖い場合は抜け道もありますので、ご心配なく。

基本的にはユーモラスな妖怪が多く、どことなく可愛らしさや滑稽さを感じることができます。

Ariko

映像での動きもひょこひょこ動いていて、可愛らしさを感じます。

江戸時代の人たちも、面白おかしく妖怪画を見ていたのかもしれませんね。

本格的な怖さを求めている人には物足りないかもしれませんが、多くの人にとって妖怪に親しみを感じるような展示だと思います。

所要時間・混雑状況

所要時間

公式サイトによると、所要時間は以下のとおりです。

所要時間はどのくらいですか?

所用時間は映像空間のみを短く楽しむ方であれば約30分、解説をご覧いただきながら楽しむ方であれば約1時間30分、撮影しながら映像空間の全てと解説も楽しむ方であれば約2時間が目安となります。
お時間にゆとりを持ってご来場ください。

引用元:https://www.yokaiimmersive.com/ 動き出す妖怪展 NAGOYA公式サイト FAQよくある質問

私も解説を読みながら結構ゆっくり見たので、1時間30分ほどかかりました。

解説部分は素通りしていく子供たちが多かったので、乳幼児~小学生の子供と一緒だと、約30分~1時間だと思います。

大人だけで来て、しっかり解説を読みながら鑑賞すれば、1時間30分~2時間を目安に考えておけばいいと思います。

混雑状況

公式サイトによると、混雑状況については以下のとおりです。

すぐに入場できますか?

土日祝日の9:30〜15:00頃までは混雑するため入場まで15分~30分程度お待ちいただく場合があります。
特に、8月9日(土)〜17日(日)のお盆期間の9:30〜15:00頃までは入場まで15分~1時間以上お待ちいただく可能性があります。
お時間に限りのある方、ゆっくり鑑賞されたい方はなるべく空いている曜日・時間帯にご来場いただくことをおすすめします。

空いている曜日・時間帯はありますか?

平日の15:00以降は比較的空いています。土曜日は16:00以降「怖さマシマシグリーティング」を実施するため、9:30〜18:00頃まで混雑が予想されます。
日曜日・祝日は9:30〜16:00頃まで混雑が予想されますが、16:00以降は比較的空いています。

引用元:https://www.yokaiimmersive.com/ 動き出す妖怪展 NAGOYA公式サイト FAQよくある質問

私が訪れたのは8月平日の14時30分頃。夏休み期間ということもあり、子供が多かったですが、比較的空いていたと思います。

映像展示ではそれなりに人はいましたが、解説展示では(あまり興味を示さないのか、素通りしていく子供が多いので)ゆっくり読むことができました。

混雑を避けてゆっくり鑑賞したい場合は、上記の公式サイトの情報も参考にして、訪れるといいと思います。

まとめ

今回は「動き出す妖怪展 NAGOYA」のレビュー、感想についてお伝えしました。

「動き出す妖怪展 NAGOYA」まとめ
  • 映像や立体造形でイマーシブな体験ができ、妖怪たちの世界に入り込める
  • 映像や立体造形の展示が多いので、アトラクション感覚で楽しめる
  • ユーモラスな妖怪が多いので、「怖い」とは感じない
  • 所要時間:約30分~2時間(鑑賞スタイルによる)
  • 混雑状況:平日の15時前後は空いている。混雑を避けてゆっくり鑑賞したい場合は、公式サイトの情報を参考に訪れるのがおすすめ。
Ariko

妖怪は夏の風物詩の一つ。
なかなか外で遊べないほどの暑さですが、「動き出す妖怪展 NAGOYA」なら屋内で涼みながら、妖怪たちの世界を楽しめますよ!

暑い夏の時期に、妖怪たちにたくさん会って「涼」を感じてみてはいかがでしょうか。

WEBチケット

チケット情報(当日券)

大人2,200円
学生(高・大・専門)1,500円
子ども(4歳以上中学生以下)700円
シニア(65歳以上)1,900円

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この記事を書いた人

30代の専業主婦。地方の田舎で、夫と2人暮らし。
20代後半から婚活を始め、28歳で結婚相談所に入会。1年後の29歳で、結婚。
趣味は旅行。

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