こんにちは、Arikoです。
私は約3年間の不妊治療を経て、最終的に顕微授精で第一子を妊娠・出産しました。
現在は子育てに絶賛奮闘中の毎日です。
前回は、基礎体温計や排卵検査薬を使いながら取り組んでいた自己流タイミング法についてお話ししました。

今回は、不妊治療クリニックへのデビューと不妊検査についてお話します。
「どんな検査をするの?」と不安に思っている方の参考に少しでもなれば幸いです。
- 本記事に記載している内容は、2022年当時のお話です。不妊治療の制度や医療情報、検査方法などは変更されている場合がありますので、最新の情報をご確認ください。
- 記事内の検査や治療内容等につきましては、あくまで個人の体験談です。実際に治療を行われる際は、ご自身の担当医や通院先の病院の指示に従ってください。
クリニックデビュー

自己流タイミング法を始めて半年後。一度も妊娠反応を見ることができないまま、30歳になりました。
妊活を始めてからは半年ですが、避妊をやめてからは1年経っていたこともあり、不妊治療クリニックに行ってみることにしました。
クリニック選びで重視したのは、
- 通院しやすいこと(アクセスや診療時間など)
- 将来的にステップアップしても転院しなくて済むように、体外受精や顕微授精まで対応していること
- 生殖医療専門医がいること
です。
条件に合うクリニックを見つけ、電話で初診予約を取りました。
その際、病院からは「初診までに戸籍謄本を用意しておくこと」「初診当日は夫婦で来院すること」を指示されました。
ちなみに、私たちが通い始めた時期は、ちょうど不妊治療の保険適用がスタートして数ヶ月経ったタイミングでした。
初診当日、夫婦でクリニックへ。
まずは看護師さんから事前の問診があり、これまでの自己流妊活の経過や、普段の生理の状況などを詳しくお話ししました。
しばらくして呼び出され、診察室へ。
先生から、これから行う不妊検査と今後の治療スケジュールについて一通りの説明を受け、同意書や治療計画書にサインをしました。
その日は血中ホルモン検査とTRHテストをして、排卵を促す薬を処方されて終わりました。
不妊検査でやったこと
検査は月経周期によって、受けられるものが決まっています。そのため、全ての検査を受けるのに約1ヶ月かかります。
・血中ホルモン検査
・TRHテスト
・子宮卵管造影検査
・経腟超音波検査
・フーナーテスト(性交後検査)
・黄体ホルモン(プロゲステロン)や卵胞ホルモン(エストロゲン)の検査
精液検査はいつのタイミングでも可能です。
1.血中ホルモン検査

生理1日目~5日目に以下の項目を調べます。
- LH(黄体化ホルモン):成熟した卵胞に排卵を促す
- FSH(卵胞刺激ホルモン):卵胞を発育し、排卵を促進する
- E2(エストロゲン/卵胞ホルモン):卵胞の発育状態(成熟度)を示す
- PRL(プロラクチン):乳腺刺激ホルモンと呼ばれ、授乳の時に出るホルモン
- TSH(甲状腺刺激ホルモン):脳下垂体から出て甲状腺ホルモンの分泌を促す
- freeT3(遊離トリヨードサイロニン):甲状腺から出る甲状腺ホルモン
- freeT4(サイロキシン):甲状腺から出る甲状腺ホルモン
- TES(テストステロン):男性ホルモン
これらのホルモンに異常があると、排卵や排卵後の環境に影響を及ぼします。
私は初診当日にたまたま生理中だったので、そのまま検査を行いました。
排卵後の高温期にはプロゲステロンとE2(エストロゲン)の検査を行いました。
- P4(プロゲステロン/黄体ホルモン):子宮内膜の状態を整える
この2つの項目を調べることで、しっかり排卵されたかを確認することができます。
血中ホルモン検査は特に異常はありませんでした。
2.TRHテスト
この検査も生理1日目~5日目に行います。
PRL(プロラクチン)という乳腺刺激ホルモンは日中に測定した数値が正常であっても、夜間に上昇して排卵障害や黄体機能不全を起こすことがあり、その有無を調べるための検査です。
TRHテストの流れ
血中ホルモン検査と同じく、初診当日にたまたま生理中だったので、この検査も行いました。
後日出た結果によると、負荷後のプロラクチンの数値が通常よりも高く出ている(潜在性高プロラクチン血症)ことが判明しました。
プロラクチンが高いと排卵や排卵後に影響を及ぼすそうで、数値を抑えるための「カバサール」という薬が処方され、毎週服用することになりました。
3.子宮卵管造影検査
生理終了後から排卵前の時期に行う検査で、子宮の入口からチューブを入れて、造影剤を注入し、子宮の形や卵管の通過性を調べます。
ArikoブログやSNSで「激痛」という口コミをよく見かけていたので、最も恐怖していたのがこの子宮卵管造影検査でした。
検査当日は5時間前から食事NG、3時間前から水分NGでした。
子宮卵管造影検査の流れ
造影剤が入っていく時に「重い生理痛のような、ズドーンとした鈍い痛み」がやってきました。
ただ、SNSで見て怯えていたような激痛ではなく、耐えられるレベルだったのでホッとしました。痛みの感じ方は個人差が大きいので、あくまで私個人の場合です。
検査結果も「両方の卵管とも通っていて問題なし」とのことでした。



ちなみに、子宮卵管造影検査後の3~6ヶ月間は「ゴールデン期間」と言われていて、妊娠しやすくなるそうです。
検査は痛かったけど、当時期待していたのを覚えています。
4.経腟超音波検査


膣内に超音波を発信する器具を挿入し、子宮や卵巣などの状態をモニターに映し出す検査です。
この検査によって、子宮筋腫や子宮腺筋症、卵巣嚢腫などが診断できます。
通院し始めた頃はなかなか慣れませんでしたが、徐々に慣れていきました。器具を入れる時に違和感はありますが、痛みはほとんどありません。



最初は特に何も言われませんでしたが、タイミング法を始めてから、とある診断をされることになります。
5.精液検査
病院でもらった専用容器を持ち帰り、自宅で採取したものを私がクリニックまで持参して提出しました。
こちらも後日結果を聞き、特に問題はありませんでした。
自己流タイミング法の時に簡易キットを使って検査はしていたものの、それでも夫は緊張していたようです。結果を教えてあげた時は本当に安心していました。
6.フーナーテスト(性交後検査)
タイミングを取った翌日にクリニックへ行き、子宮頸管粘液の中にいる精子の数や動きを調べる検査です。
結果は問題なく、無事にクリアできました。
一通りの検査を終えて


潜在性高プロラクチン血症が分かり薬の服用は始まったものの、子宮卵管造影検査や精液検査、フーナーテストなど基本的には大きな問題がなく安心しました。
ただ、後になって思うことは不妊検査の段階でAMH(抗ミュラー管ホルモン:卵巣に残っている卵子の数)を調べたかったなということ。
このずっと後に調べた検査でAMHは特に問題はなかったのですが、もし問題があれば治療計画も変わっていたはずです。



最初の段階でAMHを調べることをおすすめします。
不妊検査でなくても、ブライダルチェックで調べられるクリニックもありますよ。
こうして初診からの基本検査を一通り終え、まずはクリニック指導のもとでの「タイミング法」から治療をスタートすることになりました。
つづきます。

